BOOKS
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基礎からわかる 信託のしくみと信託ビジネス
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著者名天野佳洋・久保淳一・片岡雅 著
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ぺージ数A5判 240頁
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ISBNISBN978-4-7668-2431-5
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発行日2019年2月15日
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価格
2,420 円(税込)
概要 ● 信託の歴史と仕組みを整理、豊富な図解で高度な知識を平易に解説
● 証券化・ファンドから資産管理・承継まで信託の最新事情もカバー
● 信託に精通した著者による丁寧な解説で信託への理解が深まる一冊
【本書の特徴】
◆ますます身近になる「信託」について、証券化・ファンドや民事信託等への活用例を法律・
金融の両面から解き明かす内容。
◆当事者関係が複雑になりがちな信託商品等の仕組みを、やさしい表現と図解でわかりやすく
理解できる。
◆信託の歴史と全体像を理解したうえで、発展的な問題や専門的なテーマについても「コラム」
に取り上げて解説。目次 序章 身近にある信託から信託利用のニーズを考えてみよう!
第1節 信託制度の利用の実態を知ろう!
①信託制度を理解するためのチェックポイント
第2節 信託の利用にはどんな特色があるのか?
①伝統的な信託の利用 vs 現代的な信託の利用
②商事信託の基本類型と活用のあり方を理解する
③資産管理・資産承継への信託の活用が注目を集めている
第1章 信託とは何か?
第1節 信託の意義を考えてみよう!
①信託とは信じて託すこと!
②信託の機能とは何だろう?
③信託の当事者の役割を知ろう
第2節 信託の歴史を知ろう!
①信託の生い立ち
②トラストはどんな風に使われてきたの?
③トラスト・ビジネスの発展
④日本の信託の歴史とは?
第2章 信託の基本的な仕組みを理解しよう!
第1節 信託の特徴
①信託の特徴を知ろう!
第2節 信託の基本を押さえておこう!
①委託者・受託者・受益者の三者構造
②信託のバリエーションを知ろう
③信託はどのようにして設定する?
④まっとうな信託目的が必要!
⑤信託を守る(委託者の意思の実現を確保する)制度とは?
第3節 信託財産の独立は、信託のコア概念だ!
①信託財産とはどんなもの?
②信託財産の物上代位性とは何だろう?
③信託債務とは何だろう?
④信託財産の独立について知ろう
⑤信託の公示は信託財産の独立の基礎
第4節 受託者の義務・責任は、もう一つの信託のコア概念だ!
①受託者は「信託」という舞台の主役
②善良な管理者としての注意義務(善管注意義務)
③忠実義務 ~受託者の“役得”は許されない
④分別管理義務 ~誰が見てもわかるように
⑤自己執行義務 ―― その変容
⑥受益者に課せられるその他の義務
⑦受託者の権限違反行為があった場合、受益者はどうする?
第3章 信託ビジネス(集団投資スキーム、証券化、資産管理・資産承継)を知ろう!
第1節 信託ビジネスの花形と新潮流
①信託の現代的利用にはどのような特色があるのだろうか
第2節 運用目的で信託の仕組みが盛んに利用されるわけは?
①運用目的でのファンド組成の仕組みとそのメリットを知ろう!
②運用型信託の実際を知ろう!
③年金信託の仕組みを理解しよう!
④証券投資信託の仕組みを理解しよう!
第3節 資産の証券化取引で信託が盛んに利用される理由
①資産の証券化取引とは何だろう?
②アンバンドリングと優先・メザニン・劣後
③資産の証券化取引のメリットは?
④資産の証券化取引のポイント
⑤証券化取引で信託が盛んに利用される理由
⑥証券化取引で信託が盛んに利用される理由〜受託者の義務
⑦証券化取引で信託が盛んに利用される理由〜倒産隔離
第4節 財産の管理と承継は信託利用のルーツでもあり新潮流でもある!
①高齢者の財産管理と資産承継のための民事信託の利用
②財産の管理や承継のための信託商品
③財産の管理のために家族信託が利用されている
④金融機関は家族信託にどう向き合えばよいか
第4章 信託ビジネスの法規制をおさえておこう!
第1節 信託ビジネスの法律
①信託はどのように分類されるのか
②信託にはどのような法律が適用されるのか
③信託業法と兼営法とはどのような法律?
④信託契約締結の代理・媒介とは
第5章 信託ビジネスのさらなる発展
第1節 信託の利用例は無数にある
①信託は、使い勝手のよい制度!
②信託のさらなる活用を期待して
③信託の発展は、最終的には受託者次第 -