BOOKS
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経済刑事裁判例に学ぶ 不正予防・対応策 -法的・会計的視点からー
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著者名監修:龍岡資晃 編著:澁谷展由・岸本寛之・内野令四郎・檜山正樹・西田明熙・大形浩祐
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ぺージ数A5判 440頁
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ISBNISBN978-4-7668-2364-6
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発行日2015年2月20日
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価格
3,850 円(税込)
概要 ◆本書の特徴◆
●不正に絡む経済刑事裁判例を分析し、予防策を検討
●弁護士、裁判官、公認会計士の異業種専門家の協働による執筆
●粉飾等の事案については会計的視点から不正の原因を分析
●事案一覧表により一目で事件の概要・結論がわかるレイアウト
本書は、社会的にも注目された経済刑事事件を取り上げ、どのような経緯で有価証券虚偽記載等の犯罪に至ったのかその原因を分析し、不正の予防・事後対応を解説する書です。
また、裁判例の法的分析のみならず、資金の流れからいかに不正を発見し、防止するかという会計的視点から実際的分析も行っており、企業のコンプライアンスに携わる方々にとって必読の書といえます。
なお、本書とともに、民事責任を扱った姉妹書「役員が知っておきたい法的責任」もあわせてお読みいただくことをお勧めします。目次 総 論
経済刑事裁判例に見る不正行為の原因と予防について/経済犯罪が発生した場合のリスク、事前予防、事後対応/経済事犯の量刑例についての一考察/特別背任罪といわゆる経営判断の原則について
各 論-裁判例の分析・解説
【見せ金】東京相和銀行事件
【BS・資産の過大計上】キャッツ事件
【PL・架空・過大売上げ計上】エフオーアイ事件/ライブドア事件/プロデュース事件/アクセス事件
【架空循環取引】アイ・エックス・アイ事件/ニイウスコー事件/
【架空取引】メディアリンクス事件
【PL・利益の過大計上】森本組事件
【飛ばし】山一證券事件/オリンパス事件
【PL・損失の過少計上】ヤクルト事件/フットワークエクスプレス事件
【適用する会計基準】日本長期信用銀行事件
【持株状況の虚偽表示】西武鉄道事件
【架空増資】ペイントハウス事件/ユニオンホールディングス事件/駿河屋事件
【インサイダー取引】村上ファンド事件
【相場操縦】大阪証券取引所事件
【不正融資】大王製紙事件/イトマン事件/北海道拓殖銀行事件/石川銀行事件
【検査妨害】日本振興銀行事件
【脱税】エステート事件
【倒産法違反】トランスデジタル事件/SFCG事件
【取り込み詐欺】アーバンエステート事件
■公認会計士の視点
「キャッツ事件」/「エフオーアイ事件(架空取引)」/「ライブドア事件」他
COLUMN
架空循環取引と架空原価の棚卸資産への付替え/セール・アンド・リースバック取引簿外債務/ペイントハウス事件でなぜ間接正犯という構成がとられたのか 他関連する書籍・CD・ビデオ -