BOOKS
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金融機関における 障がい者差別解消Q&A
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著者名宗形 徹也 著
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ぺージ数A5判 112頁
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ISBNISBN978-4-7668-2383-7
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発行日2016年3月20日
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価格
880 円(税込)
概要 本書は、本年4月に施行される障害者差別解消法について、障がいを理由とする差別的取扱いを禁止する同法の趣旨に則り、金融機関において障がいのあるお客さまにどのように対応すべきかを金融庁の対応方針に基づき、Q&Aでやさしく解説した書です。
<本書の特徴>
◆ 政府の基本方針、金融庁対応指針に基づいた適切な解説
◆ 障がい者に対する「合理的配慮」の基本的考え方を解説
◆ 金融機関の態勢整備をソフト・ハードの両面から解説
◆ 各種障がいに応じたさまざまな対応を具体的に解説
◆ 障がいに対する知識と理解が深まる解説目次 1 障がい者差別解消法の理解のために
・金融機関は、今後、障がい者への差別解消に本格的に取り組むことになるということですが、
その背景について教えてください。
・障害者基本法とはどういう法律ですか。その目的・趣旨について教えてください。
・障害者差別解消法とはどういう法律ですか。その目的等について教えてください。
・金融機関として差別解消に取り組むべき障がい者とは、どういう人たちを指すのでしょうか。
・障害者差別解消法は、差別禁止について金融機関等の事業者に対してどのような義務を課して
いるのでしょうか。
・具体的にどのようなことが差別になるのですか。
・障害者差別解消法8条にいう「合理的配慮」とはどういうことですか。その基本的考え方およ
び具体例について教えてください。
・障害者差別解消法に違反した場合、どのような罰則が課せられますか。
2 差別解消への態勢整備
・差別解消に向けて、金融機関行職員はどのような考え方・姿勢で取り組むべきでしょうか。
・差別解消に向けて、金融機関の本部はどのような対応が必要でしょうか。
・障がいのあるお客さまへの対応に際して、営業店としてどのような準備が必要でしょうか。
・障がいのあるお客さまに向けたパンフレットや書類は、どういうものを作ればよいでしょう
か。
・障がいのあるお客さまへの差別解消のための研修等は全員を対象として行う必要はあります
か。それとも、窓口担当者等の一部の行職員だけでよいのでしょうか。
・障がいのあるお客さまへの案内表示(ポスターのようなもの)は作った方がよいのでしょう
か。また、作るとすればどのようなものを作ればいいのでしょうか。
・障がいのあるお客さまに書いていただく書類は、すべて大きな文字でわかりやすい表現に作り
かえる必要はあるでしょうか。
・障がいのあるお客さまへの相談窓口はどのようなもの(対面・電話・メール等)を設置すれば
よいでしょうか。
・相談窓口を担当する場合、どのような点に留意すべきでしょうか。
・手話ができる行職員を養成する必要はありますか。
3 障がいのある方への対応
・障がいのあるお客さまが来店した場合、どのように対応すべきでしょうか。基本的な考え方・
対応を教えてください。
・障がいのあるお客さまと円滑なコミュニケーションをとる方法として、どのようなものが考え
られるでしょうか。
・聴覚障がいのあるお客さまが来店した場合、どのように対応すべきでしょうか。
・視覚障がいのあるお客さまが来店した場合、どのように対応すべきでしょうか。
・言語障がいのあるお客さまが来店した場合、どのように対応すべきでしょうか。
・知的障がいのあるお客さまが来店した場合、どのように対応すべきでしょうか。
・パニック障がい・適応障がいなど精神障がいのあるお客さまが来店した場合、どのように対応
すべきでしょうか。
・車椅子のお客さまやステッキを持ったお客さまが来店した場合、どのように対応すべきでしょ
うか。
・障がいがあると思われるお客さまに対して、障がいの状況を具体的に聞くことはプライバシー
の侵害にならないのでしょうか。
・障がいのあるお客さまが補助犬を連れて来店した場合、金融機関としては、どのように対応す
べきでしょうか。
・手が不自由なお客さまから代筆を依頼された場合、どのように対応すべきでしょうか。
・障がいのあるお客さまとのコミュニケーション方法として筆談や読み上げを選択した場合、ど
のような点に気を付けるべきでしょうか。
・車椅子のお客さまから、「申込書を記入するための記帳台が高くて書けない」といわれた場
合、どのように対応したらよいでしょうか。
●資料:金融庁所管事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針 -