BOOKS
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銀行・証券・保険業界のビジネスモデルで学ぶ 金融キャリアの教科書
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著者名三好 秀和 著
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ぺージ数四六判 192頁
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ISBNISBN978-4-7668-3346-1
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発行日2017年2月15日
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価格
1,430 円(税込)
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概要 本書は、保険会社出身、資産運用会社等を経てMBA取得後、現在立命館大学で教鞭をとる著者が、金融機関(銀行・証券・保険)に就職を志望する大学生、金融機関の新人層に向け、金融各業界の「ビジネスモデル=仕事の本質」を解説しながら、悔いのない就職活動の仕方、会社の選び方、そして、将来のキャリア形成に向けた仕事への取組み方を解き明かす一冊です。
目次 第1章 ビジネスモデルで考える
金融機関はどうして給与が高いのか
ビジネスモデルを理解して目指すキャリアを明確にする
ビジネスモデルを理解すればビジネスの本質がわかる
(コラム①)金融再編にはドラマがあった
キャリアを描くためにはビジネスモデルを理解する
キャリアアップの道筋を意識する
希望するキャリアと会社の方向性の一致が理想
第2章 銀行業のビジネスモデル
第1節 預金と貸出の金利差が利益となるビジネスモデル
預金保険機構と預貸率
銀行で働くことの志
審査と競争の狭間の中で
銀行破綻の債務超過の原因は不良債権、その裏には
(コラム②)事業性評価に基づく融資
第2節 資金送金や金融商品販売等による手数料ビジネス
インフラやシステムの側面から考える
販売の側面から考える
(コラム③)企業の成長サイクルと個人のライフプラン
富裕層のビジネスの考え方
(コラム④)損益計算書の構造
オーナー経営と上場企業の経営との違い
第3節 金融行政から理解する銀行ビジネス
バブル崩壊以降の金融行政
金融庁の方針の変化
リレーションシップバンキングから事業性評価へ
《銀行を目指す就活生の諸君へ》
第3章 証券業のビジネスモデル
第1節 取次手数料が収益源のブローカレッジ部門
営業担当者に必要なスペック~顧客ニーズの把握力~
法人営業も個人営業もニーズは違うが必要なスペックは同じ
(コラム⑤)顧客のリスク許容度を知ることが必要
第2節 企業の直接金融を支えるアンダーライティング部門
経営者が株価を気にかけなければならない理由
投資家から見た株価
IRは企業と投資家の対話の架け橋
(コラム⑥)50%超の株を集めなくても企業を傘下におけるわけ
社債という資金調達方法の実際
企業から見れば資金調達、購入する側から見れば投資
(コラム⑦) 資格取得は就職に有利か?
第3節 ビジネスモデルが変化してきたディーリング部門
(コラム⑧) ラスベガスで見たリスク管理方法
《証券会社を目指す就活生の諸君へ》
第4章 保険業のビジネスモデル
第1節 保険とは何か。その基本的な仕組みを理解する
保険の発展と社会的意義
さまざまなリスクは保険事由として保険の種類を決定する
保険事由と保険給付
社会保険と社会政策、民間の保険との違い
(コラム⑨)税金のとらえ方は人によってさまざま
保険者、保険契約者、被保険者、受取人
保険の基本、大数の法則
危険選択をする意味、保険契約者の平等
保険料と配当、三利源から理解する
三利源に与える保険期間の影響
第2節 良い保険会社とは何か
保険商品の品質とは何か
三利源から保険会社の経営の方向性を考える
保険会社の経営破綻
第3節 損害保険会社
伝統的な提供商品
時代の変化をとらえる
保険会社存続のための事業ポートフォリオ
相互乗り入れが図られる保険業界
第4節 生命保険会社
バブル崩壊から現在までを確認する
生命保険の種類
生命設計の設計をどのようにするか
(コラム⑩)運用で勝ち続けることは容易ではない
《保険会社を目指す就活生の諸君へ》
第5章 どのように会社を見分けるか
第1節 トップの方針が会社の将来を決める
上位下達組織での所作
組織の中で自分を活かすとは
第2節 IRはどうして就活生にとっても重要なのか
IRを学べば会社の方針がわかる
IRをどのように就活に生かすか
同業者と比較して特徴を認識する
相互会社は非上場だが説明資料はある
理由を見つけたら説得力をつけよう
面接とは仮説を検証する場
(コラム⑪)就活は自分を見つめ直す機会
《最後に――金融機関の人材開発》 -