BOOKS
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一問一答 民法改正と金融実務
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著者名亀井 洋一 編著
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ぺージ数A5判 288頁
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ISBNISBN978-4-7668-2406-3
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発行日2017年8月20日
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価格
2,640 円(税込)
概要 2017年5月、民法の債権関係全体についての大幅改正がなされ、金融機関の実務にも大きな影響を与えるものとなりました(特に、消滅時効、保証、債権譲渡、債権者代位権、詐害行為取消権、定型約款など)。
本書は、金融実務に関係する部分について、法制審議会での議論を踏まえ、現行法との相違を比較しながら、改正法の内容および実務への影響をわかりやすく解説しています。
【本書の特徴】
◆民法(債権関係)改正の全体をコンパクトに解説
◆民法改正に伴う金融実務への影響を平易に解説
◆金融実務に精通した弁護士による具体的解説
◆知りたい内容が一目でわかる一問一答形式目次 第1章 総 則
1 民法改正の概要 今回の民法(債権関係)の改正はどの範囲について行われたのでしょうか。
2 意思表示 錯誤については現民法の解釈から実質的な変更があったのでしょうか。/他
3 代 理 代理権の濫用についてどのような規定が設けられましたか。/他
4 消滅時効 消滅時効に関する規定はどのように改正されたのでしょうか。/他
5 債権の目的 債権の目的が特定物の引渡しであるときの債権者の注意義務についてどのような
改正が行われたのでしょうか。
6 法定利率 法定利率について変動制が導入されたとのことですが、どのような制度なのでしょ
うか。/他
第2章 履行の請求、債務不履行
1 履行の請求 履行を強制する方法としてどのようなものが定められたのでしょうか。
2 債務不履行 債務不履行による損害賠償についてどのような改正が行われたのでしょうか。
/他
第3章 債権者代位権・詐害行為取消権
1 債権者代位権 債権者代位権の要件はどのように変わったのでしょうか。/他
2 詐害行為取消権 受益者に対する詐害行為取消権の要件はどのようになったのでしょうか。/
他
第4章 連帯債務、保証債務
1 連帯債務 連帯債務者の1人について時効が完成した場合、他の連帯債務者が負担する債務に
はどのような影響があるのでしょうか。/他
2 保証債務 個人保証の制限に関する貸付時・契約変更時の留意点について教えてください。/
他
第5章 債権譲渡、債務引受、有価証券
1 債権譲渡 預金口座に係る預金債権も自由に譲渡することができるのでしょうか。/他
2 債務引受 債務引受が行われた場合、原債務に設定された担保や保証の効力はどうなるのでし
ょうか。/他
3有価証券 有価証券に関する規定はどのようになったのでしょうか。
第6章 弁済、相殺、更改
1 弁 済 第三者による弁済についてどのような改正が行われたのでしょうか。/他
2 相 殺 相殺についてどのような改正が行われたのでしょうか。/他
3 更 改 更改についてどのような改正が行われたのでしょうか。
第7章 契 約
1 契約に関する基本原則 契約の申込みをした後、申込者が死亡したり、申込者について行為能
力に制限が加えられた場合、申込みの効力はどうなるのでしょうか。
2 契約上の地位の移転 契約上の地位の移転についてどのように規定されたのでしょうか。
3 危険負担 危険負担についてどのような改正が行われたのでしょうか。
4 定型約款 金融機関が作成する書式のうち、どのようなものが定型約款に当たるのでしょう
か。/他
5 第三者のためにする契約 第三者のためにする契約についてどのような改正が行われたのでし
ょうか。
6 売 買 売買において、引き渡された目的物の種類、品質または数量に関して契約の内容に適
合しない場合、買主はどのような請求ができるのでしょうか。
7 贈 与 贈与契約についてどのような改正が行われたのでしょうか。
8 消費貸借 消費貸借契約は当事者の合意だけで成立するのでしょうか。/他
9 賃貸借 敷金についてどのような規律が設けられたのでしょうか。/他
10 使用貸借 使用貸借契約はどのような場合に終了するのでしょうか。解除はいつでも可能なの
でしょうか。
11 請 負 請負契約についてどのような改正が行われたのでしょうか。
12 委 任 改正法では当座勘定契約や公共料金の自動引落し契約、債権の取立委員契約を任意に
解約することは可能でしょうか。
13 雇 用 雇用契約についてどのような改正が行われたのでしょうか。
14 寄 託 預金契約は一般に消費寄託契約の性質を有するとされていますが、寄託とは異なる規
定が設けられたのでしょうか。
15 組 合 組合契約についてどのような改正が行われたのでしょうか。 -