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新3版 店頭ミス防止のための JA貯金法務Q&A
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著者名高橋 恒夫 著
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ぺージ数A5判 320頁
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ISBNISBN978-4-7668-2434-6
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発行日2019年6月15日
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価格
2,420 円(税込)
概要 貯金取引実務は、民法や手形・小切手法などの各種法令のほか、普通貯金規定などの各種約款や、手形交換制度・成年後見制度などの各種制度に従って行われています。
近時、民法の大幅な改正が行われ(相続法関係は2019年1月から順次施行、債権法関係は2020年4月に施行)、また貯金取引等に関する新たな判例が現れるなど、貯金実務においては、取扱いの変更が求められる事項も生じています。
本書「新3版」では、多岐にわたる貯金取引における対応に苦慮する悩ましい事案をQ&A形式で取り上げ、上記の各種法令や新判例等のほか、相続法や債権法の改正に伴う対応等にも触れるとともに、具体的な「質問」に対するコンパクトな「回答」と「解説」に分けて、適切な実務対応がやさしく理解できるように記述しています。
【本書の特徴】
◆ JA貯金法務の定番ロングセラー解説書の最新改訂版!
◆ 日常の店頭業務ほか貯金の管理(差押、相続、高齢者取引等)についても充実した解説で
的確な実務対応がわかる!
◆ 民法(債権法・相続法)改正に関わる事項は改正前後の取扱いが理解できるよう解説!
◆ 全132問のQ&Aを収載!目次 第1章 貯金取引の開始
【口座開設・貯金の成立】
・自然人(個人)との貯金取引/・窓口入金による貯金の成立と改正債権法の取扱い/・外訪先での貯金の受入れ(預かった金銭の紛失)と改正債権法の取扱い/・他店券・当店券の入金や振込入金と改正債権法の取扱い/他
【取引時確認】
・口座開設と取引時確認/・妻による夫名義の貯金口座の開設/・未成年者との貯金取引と取引時確認
・成年被後見人の口座開設と取引時確認/他
【貯金の帰属】
・貯金の贈与と借名貯金/・ マンションの管理組合から委託を受けた管理会社名義の定期貯金の帰属(管理会社か管理組合か)/・誤振込による貯金の帰属/他
第2章 貯金の払戻、解約
【貯金の払戻】
・貯金の払戻と民法478 条/・本人以外の人物への貯金の払戻/・便宜払いによる払戻/他
【貯金の解約】
・貯金者以外の人物からの貯金の解約申出/・貯金の中途解約に応じる際の留意点/・当座勘定取引契約の解約/他
第3章 貯金の管理
【貯金に対する差押】
・差押債権者に対する貯金の支払/・差押・転付命令送達後の元の貯金者への払戻/・滞納処分による差押通知書が送付された場合/他
【貯金者の倒産】
・受任通知後に振込があった場合/・破産手続開始決定後に普通貯金口座に振込があった場合/・破産手続開始決定後に当座貯金口座に振込があった場合/他
【貯金の相続】
・相続の事実を知らずに払戻に応じた場合/・貯金者の死亡を知った場合の対応/・ 共同相続人の1人による法定相続分の払戻請求(遺産分割協議前の払戻)と改正相続法の仮払い制度/他
【成年後見制度】
・日常生活自立支援事業の概要/・貯金通帳と印鑑の紛失/・成年後見制度の概要/他
【その他】
・通帳・カードの紛失届の受理/・改印届の受理/・導入貯金/他
第4章 振込、口座振替
・振込依頼人のATMの操作ミスによる誤振込/・電話による振込の組戻依頼/・仕向金融機関による発信電文の誤り/他
第5章 貯金取引と情報管理
・貯金取引と守秘義務・個人情報保護法/・JAの守秘義務が免除される場合とされない場合/・弁護士法23 条照会と守秘義務・個人情報保護法/他
第6章 当座勘定取引と手形・小切手
・当座開設時のJA等金融機関の信用調査/・当座勘定取引先の社長が死亡した後の手形の振出
・JA等金融機関の白地補充義務/他
(全132問のQ&Aを収載) -