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金融・商事判例 No.1720/2025年7月15日号
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著者名
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サイズ・頁B5判 52頁
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発売日2025年07月15日
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価格792 円 (税込)
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備考
本誌内容 重要判例紹介
◎1 メーカーが外部企業に部品を供給して完成品の製造を委託し、これを買い取るという取引につき、各四半期末に部品取引の利益のうち、完成品として買い取らなかった部品に係る利益を消去しなかったことが違法ではないとされた事例
2 有価証券報告書等の記載につき、引当金の計上につき誤りがある可能性および誤りがあるが、重要な事項につき虚偽の記載をしたものということができないとした事例
(東京高判令和7・3・19)
○1 外国法人および日本法人に対する共同不法行為を理由とする損害賠償請求について、外国法人に対しても併合請求の裁判籍により国際裁判管轄が肯定された事例
2 二段階買収において、買収者または対象会社が少数株主に対し、スクイーズアウトを実施する義務(対象会社については買収者に実施させる義務)を負わない場合
3 買収者(支配株主)または対象会社が少数株主に対して二段階買収に関する提案ないし説明を行ったことが、スクイーズアウトが確実に実施されるという少数株主の正当な信頼を惹起するものではないとされた事例
(東京地判令和6・10・31)
◆商事法判例研究◆
株主による訴訟手続を通じた株主総会を招集・開催することの会社に対する義務付けの可否
──東京高判令和3・9・29本誌1695号38頁── 早稲田大学教授 和田宗久
▪金融商事の目▪
持続可能性の担い手としての株式会社
名古屋大学教授 中東正文 -