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JA金融法務 2020年11月増刊 604号 JA職員のための ハラスメントのない職場づくりガイド
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著者名中辻󠄀 めぐみ・渡辺 涼太 著
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サイズ・頁B5判
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発売日2020年11月01日
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価格1,210 円 (税込)
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備考
本誌内容 【本書の特徴】
◆「ハラスメント」の基礎知識と職場でできる対策を解説
2020年6月より防止義務が法制化されたパワーハラスメント。同じく、職場環境に大きな影響を及ぼすセクシュアルハラスメント、マタニティハラスメント等とともに関連知識を解説。「ハラスメント」に対する理解を深め、個人、そして組織でできる防止策を学ぶことができます。
◆働きやすい職場をつくるポイントは「コミュニケーション」!
ハラスメントを発生させないためのキーポイントは、日頃からの「コミュニケーション」。部下・後輩指導や面談の場面を例に、職場での信頼関係構築に役立つポイントを紐解きます。
◆職場の「意識」を変える! 立場別ケーススタディ
JAの現場で起こり得る様々なハラスメント問題を事例で取り上げ、解決方法を考えます。イラストで紹介するそれぞれの登場人物の「立場」を踏まえて、事例ごとに問題点と改善策を紹介しています。
【目次】
第1章 知っておきたい 職場におけるハラスメントの基礎知識
1 ハラスメントを取り巻く現状
(1) 「ハラスメント」の法律的な定義
(2) ハラスメントが社会でどれだけ起きているか
(3) ハラスメントが引き起こす問題
(4) なぜハラスメントをしてはいけないのか
2 職場におけるハラスメント
(1) セクシュアルハラスメントの事例
(2) マタニティハラスメント等の事例
(3) パワーハラスメントの事例
3 その他のハラスメント
4 職場のハラスメントをなくすために必要なこと
(1) ハラスメントが及ぼす大きな影響を組織全体で認識する
(2) 何がハラスメントに当たるのか知識をつける
(3) 感情のコントロール方法を身につける
5 第1章のポイント
第2章 職場でできるハラスメント対策
1 事業主が講ずべきハラスメント対策
(1) ハラスメント全般に共通する責務
(2) 具体的な防止義務(パワーハラスメント)
(3) セクシュアルハラスメント・マタニティハラスメント等の防止義務
2 一般的なハラスメント発生後の対応とポイント
(1) ハラスメント発生後の相談対応の流れ
(2) 相談・苦情対応の心構え
(3) 望ましい声かけ
3 一人ひとりが確認しておくべき事項
(1) 何でもかんでも「ハラスメント」ではない
(2) ハラスメントを受けたと感じたら
4 第2章のポイント
第3章 ハラスメントを発生させない! 気をつけたいコミュニケーション
1 日頃のコミュニケーションの重要性
(1) 信頼を築くよいコミュニケーションのために
(2) 関係を築くための日常的な会話・声かけ
(3) 定期的な面談・ミーティング
(4) ハラスメント関連の職場内での定期的な周知
2 事例で学ぶ 部下・後輩指導のポイント
(1) 部下・後輩指導の基本
(2) 事例:熱血指導? 部下のタイプ別対応
(3) 事例:部下を承認して成長を促す
3 事例で学ぶ 面談のポイント
(1) 定期的な面談の実施
(2) ハラスメント関連の面談
(3) 育児・介護休業に関する面談
(4) 事例:事実確認のための面談(相談者側)
(5) 事例:事実確認のための面談(行為者側)
(6) 事例:介護休業を取得予定の職員との面談
4 第3章のポイント
第4章 立場別に考える ケーススタディ
1 宴会に誘わない配慮が裏目に出た事例
2 適切な指導がパワハラに捉えられた事例
3 成長のため簡単にはこなせない量の仕事を命じた事例
4 LGBTへの否定的な発言を受けて出勤できなくなった事例
5 業務経験豊富な部下から多くの叱責を受けた事例
6 特定の組合員に気に入られ、私的な話ばかりされた事例
7 妊娠中の職員への配慮がマタハラと主張されてしまった事例
8 男性職員が育休の取得を拒否された事例
9 特定の組合員からのクレームに上司が取り合わない事例
10 テレワーク中のオンライン会議でハラスメントを受けた事例
11 第4章のポイント
コラム
・お客様や取引先から受けるハラスメントも社会問題に
・セカンドハラスメントにも注意が必要
・部下が「モンスター職員」にならないために
・育児休業制度ができるまで
・オープンマインドで相手の心を開く
・仏教用語から学ぶ「相手への尊厳」 -