本書では、財務分析をする際において必要となる各勘定科目の内容等といった技術論だけではなく、分析に必要となる財務諸表の基礎を解説しています。また、財務会計の意義、会計制度ならびに財務会計の基礎概念について、記帳から財務諸表作成プロセスまで掘り下げた内容としています。さらに、財務諸表の主な要素となる資産・負債および損益について、内容の理解ならびに具体的な会計処理に有用となるよう努めています。銀行業務検定試験「財務２級・３級」の参考書としても適しており、財務諸表の構成や内容だけでなく、その意味するところが理解できるように初心者にも理解しやすい１冊となっています。

【本書の特徴】
・第１編から３編まではポイント・内容説明・まとめで構成し、第４編は事例（設例と解説）をあげ、それまでに言及した内容について再確認および実践に役立てられるよう解説
・財務諸表の基礎知識が習得できるとともに、財務分析の実務に活用できる項目に焦点をあてて解説　
・本改訂では、「収益認識に関する会計基準」、「時価の算定に関する会計基準」等の概要説明を追加