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金融・商事判例 No.1618/2021年6月15日号
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著者名
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サイズ・頁B5判
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発売日2021年06月15日
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価格792 円 (税込)
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備考
本誌内容 重要判例紹介
◉同一の当事者間に数個の金銭消費貸借契約に基づく各元本債務が存在する場合における借主による充当の
指定のない一部弁済と債務の承認(平成29年法律第44号による改正前の民法147条3号)による消滅時効
の中断
(最三判令和2・12・15)
◎先行事故に係る保険金支払請求が詐欺によるものとして重大事由解除に該当し、本件事故が被保険者の
故意または重過失によって生じたものであるとして保険者の免責が認められた事例
(広島高判令和3・3・12)
〇窃取されたキャッシュカードにより不正に預金が払い戻された預金者が金融機関に対して「預貯金者保護
法」に基づいてした補てん金請求が預金者である原告に「重大な過失」があるとして棄却された事例
(東京地判令和3・2・19)
〇設立時発行株式の払込みにあてられた金銭を用意したが発起人として定款に署名しなかった者が設立時株
主ではないとされた事例
(東京地判令和3・1・28)
◆企業買収実務研究会◆
〔企業買収実務研究会報告〕
英国公開会社買収法制とScheme of Arrangement
─日本企業による英国企業の自社株対価買収の考察─(上)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業/弁護士 金子涼一
同 小舘浩樹
同 楽 楽
同 新城友哉
◆商事法判例研究◆
代表取締役兼一人株主が既発行の株券にかかる株式を譲渡する際に別途株券を作成し譲受人に交付した場
合の、当該譲渡の効力および信義則の適用
──東京地判令和元・10・7本誌1596号28頁── 亜細亜大学講師 小倉健裕
▪金融商事の目▪
デジタルガバナンスと経営者の役割 東洋大学経営学部教授 野中 誠 -