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金融・商事判例 No.1666/2023年5月15日号
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著者名
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サイズ・頁B5判
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発売日2023年05月15日
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価格792 円 (税込)
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備考
本誌内容 重要判例紹介
◎海外旅行保険における旅行行程中の保険事故の発生に当たらず、保険代理店の錯誤無効を肯定した事例
(東京高判令和3・12・23)
○原告法人の元従業員である被告が、同人の詐欺行為に関し、詐欺行為の被害者に提出した2通の書面による表現について、原告法人と被害者との間の損害賠償請求訴訟に書証として提出された書面については被告による名誉毀損の成立が否定され、その余の書面については名誉毀損の成立が認められた事例
(大阪地判令和5・2・3)
○破産会社の顧客から被告銀行の破産会社名義の普通預金口座への振込入金を、銀行が破産会社との合意に基づき同口座から別段預金へと振り替え、その後貸金債権を自働債権とし上記預金債権等を受働債権として対当額で相殺するとの意思表示をしたことが、破産法71条1項2号に該当しないとされた事例
(東京地判令和4・11・9)
○1 ソーシャルレンディングにおけるウェブサイト上の募集画面中の資金使途について、金融商品取引業等に関する内閣府令117条1項2号所定の虚偽表示等があったとされた事例
2 ソーシャルレンディングに係る募集を行う第二種金融商品取引業者が、投資者との関係で、資金需要者において出資金の分別管理が行われていることを確認すべき注意義務を負い、その違反に基づき不法行為責任を負うとされた事例
(東京地判令和4・7・22)
◆商事法判例研究◆
弁護士による株主総会における議決権の代理行使が問題とされた事例
──東京地判令和3・11・25判タ1503号196頁──
嘉悦大学教授 小菅成一
▪金融商事の目▪
メタバース空間におけるコンテンツ等を巡る新たな法的課題
─ユーザーの分身であるアバターの在り方─
SAKURA法律事務所/弁護士 道下剣志郎 砂川祐基 -